FMラジオ受信機で体験するARMマイコンプログラミング
近年、マイコン開発においては様々な評価ボードや開発ツールが登場しているが、電子回路の初心者にとっては何から手を着けて良いのか不明瞭な場合がある。 一方、初心者に親切な開発ツールも多種多様であるが、マイコンをブラックボックスとしているため、本来の性能を十分引き出せる状況とは言えない。
本演習では、FMラジオ受信機という明確な最終目標を持つ教材を使用し、ARMマイコンの開発環境の使い方からフレームワークを利用して、マイコンというハードウェアに即したプログラミングを体験していただく。
講師が開発したFMラジオキットを会場で配布し、受講者が事前に準備したPCと書き込み器を接続し、キットの認識と電源を確認する。 以降は、フレームワークを基に、スイッチの入力やLEDの駆動、液晶表示などマイコンのプログラミングで必要なプログラミングを体験していただく。 FMラジオの駆動などをすべて集約したソースの完成形や、演習で使用するフレームワークやソース、演習では時間の都合上漏れるソースは、すべて事前に講師が所有するWebページで公開する。
ARMマイコン、FMラジオ
豊田朋範(分子科学研究所 装置開発室)
1名から10名まで
3時間程度
1303講義室 (講義棟3F)